アンチエンジンセミナー(2)「たるみ治療の美容機器について」

前回のブログの続きでアンチエイジングセミナーの感想です。

宮田先生のお話の中で、「たるみ治療に使うコラーゲンを増やすコラーゲン系の美容機器が、最近はレーザーだけでなくいろいろある」と言うのがありました。ここで少し整理をしてみましょう。

コラーゲン系と言うのは、コラーゲンを熱で壊して、再構築、再び作ることによって真皮をしっかりさせる。その他、熱で真皮や皮下組織を収縮させる、余分な脂肪を減少させる働きがあるのもあります。その結果、『しわ、たるみ、にきび跡と毛穴が改善する』と、いうことです。

【たるみ治療の種類】
(1)レーザー
(2)RF(ラジオ波)
(3)HIFU(超音波)
(4)フラクショナルレーザー(RF)
(5)ニードリング

下の図は肌への熱の入り方をイメージで書いてみました。こんな感じで機器ごとに効果の範囲が違っています。

まぁ、照射する医師側のイメージするべきことであって、受ける患者さんには関係ないかもしれませんが💦、一応知識として持っててもいいかなと思います。今のところ当院に、たるみ治療用の機器は全て揃っています。

もう一つスパーブという機器があるのですが、私は以前クロスクリニックの石川先生に勧められて受けたことがありましたが、私の印象は「とにかく痛い」でした。

スパーブの効果はこちらのイメージです。当院でも新しいレーザーなどをどれにするか選ぶときにデモンストレーションで貸してもらい、友達2人にを受けてもらいました。

痛かった…

とだけ友達は言ってましたが、打つたびに手がピクッピクってなってたので、これはどうしても赤池クリニックの患者さんは無理だなぁ😥と思い導入するのはやめました。以前使っていたフラクショナルレーザーのひとつで、あれだけ効果があって良かったフラクセル3でも、肝斑がある方を避けて、「痛みとダウンタイムに耐えてくれる方向けです」と言うと、してくれる患者さんは少なかったです。

「この人はぴったり、ニキビ跡にも良いのに!」と私が考えても、いざ施術すると痛みが気になったようで患者さんから

先生、次はアファームにします😝

とよく言われました。

ということで、赤池クリニックのコラーゲン系機器ラインナップはこれです。

当院での『コラーゲン系機器の人気の順位』は、
1.ポテンツァ
2.VIVA
3.サーマクールFXL です。

ポテンツァは私が好きなニードル系で、現在流行りもんみたいで人気です。

(さらに、機械では無いけど、私はメディカルロールキットがオススメです。講演会でメディカルロールキットの話も私がしたので、また次に書きます。良い結果が出ています。) 

さて、相変わらずの人気はフラクショナルRFのヴィーナスVIVA。1ヵ月に1回、合計3か5回照射します。特にフェイスライン、首が多いです。これはかなり前から使っています。

そして、新しいのが出たので買い直したサーマクールFLX。RFたるみ機械の王道ですね。以前からのサーマクールファンが、多くて年に1回、あるいは半年に1回施術します。相変わらずの人気治療です。

私としては、サーマクールFLXになって新しく加わったサーマクールアイがオススメです。施術したその日から目がパッチリ開きます。もちろん目の下のハリ、小じわにもいいです。

HIFU(ウルトラフォーマMPT)は、がっちり打つ(これは簡単に言えば、ぼてっとした顔をシュッとします)より、意外に軽いダブルハイフシャワーが、顔の輪郭、肉の付き方にも関係なく繰り返すとハリが出てくるので好まれています。あと、首もアイロンかけるように、時々すると良いという感じです。

がっちり打つハイフを都会の美容外科で20代の若い女の子に「小顔」でよく宣伝しているが、あれは良くないと私は言っています。

スタッフにも

HIFUで若い子の小顔なんか、めちゃくちゃ簡単よ。しかし若くてピチピチしたコラーゲンがあるのに、それをわざわざ壊して新しいのを作る必要がある?もともとの自分の若くてピチピチしたコラーゲンのままの方がいいんじゃない?

まぁ35歳過ぎたら、コラーゲンも量が減ってくるし、質も悪くなるからHIFU打つ必要もあるけど

とよく言ってきましたが、この「35歳から」と言うのが、ゲストの宮田先生と一緒だったんです。理由は同じでした(これは楽屋話です)。

そして今回のセミナーで宮田先生がくわしくお話ししてくださったのが、フォトナ6 D。こちらについては長くなりますので、次回!

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