ビタミンA配合化粧品について

ちょうど昨年末のNEWオバジZOの発売の時に、「第一三共ヘルスケア」のレチノール(ビタミンA)配合化粧品」配合化粧品「ダーマエナジー」のニュースについて患者さんから質問されることがありましたので、少し説明しますね。

ダーマエナジーが通販で販売されて、ビタミンAの反応、赤み、乾燥などが多発し、発売中止になったということです。しかし、カネボウのロドデノールの白斑問題と違って、ビタミンAの一時的反応は塗るのをやめると治るので自主回収はなしという結果になったのだと思います。

私は、いつも「良い化粧品」には、2種類あると言っています。
・誰がどんな塗り方をしても大丈夫な「良い化粧品」(一般化粧品)
・塗っていると肌が良くなっていく化粧品(高機能化粧品)

両方は、こんな感じです。

機能性化粧品の成分は、ビタミンA(レチノールや、パルチミン酸レチノール、酢酸レチノールなどいろいろあります)、ピーリング(乳酸、グリコール酸、サリチル酸)、抗酸化物質、最近ではペプチドです。

高機能性化粧品の成分の特にビタミンAですが、医師や専門の訓練を受けたセラピストのアドバイスなしでは使いこなすことは難しいです。
ascではクリニックやサロンで、医師やセラピストが肌を見ながらビタミンA配合の化粧品を合わせていくのです。

それが一般的に店頭や通販で販売されるとなると、

(1)今回のように「ビタミンAの一時的反応が多発してしまう」ので問題となる
(2)あるいは「ビタミンA配合といいながら、効果がでるほどの量が入ってない」かということですね。

今年は、エンビロンのロールキットや、NEWオバジZOなど、「ビタミンA治療の日本新発売」目白押しですね!!

ちなみに、私はビタミンAのクリニックでする治療として、メディカルロールキットをしています。メディカルロールキットは麻酔のクリームを塗って、長い針のついたローラーで穴をあけてビタミンA・Cを導入(トリートメント)していきます。

今、とってもお気に入りの治療の一つです。

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