ゴールデンウィークということもあって、外出される機会も増えるのでは? 今回は春の紫外線対策についてお話します。
上のグラフは年間のUV-Aの量です。「まだ春だから日焼け止めは必要ないかな」と思ってしまいますが、実は4月から紫外線量は夏並です。春は夏と違いどうしても無防備になりがちです。そんな状態の肌に、真夏並みの紫外線が容赦なく降り注ぎます。今から要注意ですね!
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ではどんな日焼け止めを選べばいいのでしょうか。皆さんが日焼け止めを選ぶときに参考にされていると思うのがSPF値です。 SPFとはSun Protection Factor(サン プロテクション ファクター)の略で紫外線防御指数とも言います。 SPF値が高い日焼け止めを選べばいいと思っていませんか?
こちらのグラフはSPFと紫外線防御率の関係を表したグラフです。日焼け止めのSPF値は、一般的にSPF30を超えると防御率はあまり変わらなくなります。日常生活ではSPF値は20から30程度で十分です。毎日SPF値の高い日焼け止めを使うことは、かえって肌の負担になることも。SPF50などの高い日焼け止めは山や海などのレジャーの時だけで十分です。日焼け止めは時と場所に合わせて選ぶのが、効果を上げるポイントです。
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どんなにSPF値の高い紫外線防止剤でも、汗や皮脂などでムラができ、紫外線の侵入を完全に防ぐことはできません。肌の中に入ってきた紫外線から肌を守るには、ビタミンC・Eなどの抗酸化ビタミンを与えることがポイントです。ビタミンC・Eには肌を酸化させる活性酸素を抑制する働きがあり、紫外線のダメージを防ぎます。
またすでに受けてしまったダメージには内側から補修するビタミンAが効果的です。ビタミンAは肌の中に入ってきた紫外線のエネルギーを吸収して、DNAがダメージを受けないように保護するという研究結果が発表されています。
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