最近知りあった方に、「眼瞼下垂の手術をしてするのはどこがいいかと言われたら、赤池クリニックと言っている」と言われて、「やってませんよー💦💦」と答えました。
私はもともと内科医なのに、ビタミンAが大好きでスキンケアを始めました。ビタミンAとさらに、レーザとニードリングが大好きで、今はこの3つを主にフェイシャル治療をしています。
眼瞼下垂の手術は、まぶたの影響で頭痛とかがひどいくらいになったらしたらいいのにと思っています。10年くらい前には、東京の形成外科を紹介していましたが、最近ではどこがいいのか逆に情報収集して、「どこどこがいいみたいよ」と患者さんに言ってます。
それに対して、最近全国的にすごく流行っているフィラーはあまり好きではありません。フィラーとは、異物を注入してシワを改善するものです。1990年代は注入するものはコラーゲンでしたが、すぐにヒアルロン酸に変わり、はじめは持続時間が長いものがもてはやされていましたが、やがて「持続時間の長いものはむしろしてはいけない」と最近では言われています。トラブルが起こった場合に長引くからです。
さて、私がなぜヒアルロン酸注入を治療として取り入れないかと言うと、自分が受けたくないからです。美容と言うのは、もともとの体は健康です。内科は病気があって、それを治療するために行うのですが、もともとが健康なだけに、リスクと得られるものリターンをどうしても考えないといけません。
最近たくさん行われているから大丈夫と思いがちですが、まれに起こるトラブルに当たるということもあると考えると、できないんです。
極端な例ですが、たとえ脱毛で火傷が起こっても、跡はきれいに治ります。そんなに時間もかからない。同じ注射でも、ボトックス注射は、内出血だったら、2週間程度で消えます。薬の効きももって半年です。異常な打ち方をしなければ大丈夫です。大体私は顔の下半分は打たないです。顎の梅干しシワを取るのは最近ちょっと好きですが。
それに対して、注入したヒアルロン酸がまれに血管内に入って、肌が壊死したりすると、かなり長引きます。本当に、ごくごくまれには、眼動脈に詰まると失明した例もあります。動脈塞栓が1番怖いです。もともとが健康な顔ですからね。やはり嫌なんです。
もう15年くらい前に、外部のコンサルを頼んでいた時があったんですが、その女性と一緒に知り合いの先生のところに行った時、「簡単だよー!先生もはじめなさいよ。今日打ってあげるよ」と言われたのですが、私は思わず、彼女にお勧めしてしまいました。コンサルの女性は打って喜んでたし、もちろん何もなかったんですが、そういうこともあり、赤池クリニックでヒアルロン酸の注射はしていません。
『金の糸』も、昔は金はアレルギーは無いからと言われていましたが、今では「やっていけないやってはいけない美容医療」になっています。それはアレルギーによって異物による肉芽腫ができるからです。しかも糸を抜こうとしても時間が経っているので、プツプツと切れるので、抜けずに、盛り上がりができたらそれを切除するの繰り返しで一生苦しむそうです。
昨年のセミナーでも話しましたが、私のこだわりは「無理をせず、自然にキレイを目指す!」です。シミやくすみを取るのは簡単だし、小じわも簡単に取れます。目尻のシワとかはボトックスで、翌日には良くなってます。それでいいんじゃないかなぁと思います。
体が80歳なのに、顔が20代と言うのもなんだかなぁと、年齢とともに、自然に綺麗であれば良い、多少のたるみや表情ジワがあっても、肌が綺麗であれば充分素敵なんじゃないんでしょうか。
患者さんがよく言われるのに、集中治療が終わったら、元気そうだねとか血色がいいねと言われて嬉しいそうです。それまでよく疲れてるの?とか、ちゃんと食べてるの?などと言われてたのによかった💕というのが赤池クリニックの方針です。
特に、ビタミン Aが大好きで始めたので、「肌が綺麗で、清潔感があったら若々しく見えるよね」と毎日スタッフと患者さんと言っています。
今辛いのは、自分の体調が悪いのか、ビタミン Aの濃度がシークエンスの4番まで塗れていたのに、今は反応でなんと2番しか塗れないことです。
しかし「焦るよね!ついつい濃度を上げちゃって、また反応出ちゃうのよね」と、反応が出てなかなか濃度があげられない患者さんの気持ちがよくわかって、これもまたいいかなと思っています。
それから私は、機械でも、たとえレーザーが高くても、本物が好きです。ボトックスも中国製は嫌いです。アラガン社のがいいです。凍らせる部分痩せも、(模造品がたくさん出回っていますが)本物のクルスカがいいです。
美容クリニックは、医師の考え方でそれぞれ特徴があります。ご自分に合ったクリニックを探すのが1番よいと思います。
では、また次回も読んでくださいね❣️