こんにちは。読んでくださってありがとう。また少し間が空いてしまいましたが、その間にセミナーに2つ行ってきました。非常によかったです。
Dr.フェルナンデスのエンビロンセミナー「What Makes ENVIRON a World Leader」と、Dr.オバジの「ZO MASTER TRAINING TOKYO SEMINAR」です。
私の大好きなビタミンA、しかも最近いろんなブランドがレチノール配合と発売していますが、私がスキンケアを始めて、ずっとこれだけが本物だと言っているエンビロンとゼオスキンヘルスのセミナー2連続です。2つのブランド開発者を直接聞けてよかったです!!
Dr.フェルナンデスのセミナーは参加ドクターが少人数で、あとから質疑応答や個人的に聞くようになっていました。80歳になったとお聞きしたんですが、「まだ研究してるのか‼️」と、感動するくらい研究に次ぐ研究。Dr.フェルナンデスは徳島に講演会、サンクスパーティーと何回か来てくださったから私のことを覚えてくれていて、私を見つけるとすごく喜んでくれて私もうれしかったです。
Dr.オバジの方は、参加ドクター200人以上で、相変わらず 「プレゼンがうまいなぁ」と思いました。人の心をつかむ言葉がぽんぽんと出てきます。Dr.オバジも徳島で1度講演してくださいましたが、今回はお話しするチャンスはなかったです。
この2人のドクターは、非常に対照的です。ぼんやりとは分かっていましたが、考え方の違いが今回はっきりと分かりました。しかし、2人とも言っているのは、シミのため肌を漂白するとか、そういうことでなく、「ビタミンAは、肌を健康にする」ということ。「そうすると肌はきれいになる、若返る」これは全く同じでした。
難しい説明より、Dr.フェルナンデスが話しておられた下のエピソードが面白く、2人の違いがよくわかります。
昔、海外の学会でDr.フェルナンデスが、
「人間の肌に対して、強い酸のピーリングを行うことより、軽いピーリングを繰り返すことによって、非常に肌が健康になる」
と言ったところ、これに対してDr.オバジが「半年も待てますか?」と問いかけたそうです。
これが、この2人の差です。
私は、ピーリングに関しての考えは、Dr.フェルナンデスが正しいと思っています。特に東洋人は色素沈着しやすく、白人でも副作用として色素沈着があるので、日本人には強い深いピーリングが向いていないのはよくわかります。しかし、Dr.オバジは経営者というか、目線が違って、人間をよく知っています。その通りなんです。
私も、エンビロンでトリートメントを定期的に行い、自分でも自宅でDF モバイルやロールキットで手入れする方法、これは一般化粧品を使いながら、レーザーにだけ大金を注ぎ込むよりも明らかにずっとずっと綺麗になります。
しかし赤池クリニックに来られた患者さんに、最初の治療としてトリートメントとホームケアだけを提案するのは特殊な方だけです(肌に炎症を起こしている方や、保険診療では何をしても駄目だった色素異常の方とか)。一般の方は美容医療に非常に期待が大きいので、やはり最初に早く実感するようなもの、機械や薬を使う治療がないと、まさに「待てない」です。Dr.オバジは「ニキビや肝斑は、慢性の炎症であり、慢性の炎症は、急性の炎症で治す」と言い切っておられました。
どちらも信念を持っておられます。Dr.フェルナンデスは肌に対し強い酸(ビタミンAも)はよくないと考えるのに対し、Dr.オバジはピーリングもビタミンAもアグレッシブです。私はニキビはDr.オバジにやや賛成で、肝斑はそれでよいときもあるが、アグレッシブでなくDr.フェルナンデスのやり方が早くよくなるケースも少なくないと思います。
そして、もう一つ思ったのは、Dr.フェルナンデスは、以前雑談で「たくさん売りたいんじゃない。できるだけたくさんの人の肌をきれいにしたいんだ。」そして講演会では、「自分には子供もいない、エンビロンが自分の子供である」ともおっしゃっていました。
実際ロールキットやDFモバイルというのは、自分が手間をかけることによって、予算を稼ぐのです。つまり毎日トリートメントできたらそれは綺麗になる、しかしそんなお金持ちの人はいません。ひと月に1.2回しか行けない。その毎日トリートメントするほどの効果を、予算をかけず、自分の労力で手に入れるのです。それでできるだけたくさんの人が素晴らしい肌を手に入れることができる。私はこのように理解しています。
そして話を聞くと、必ず人柄の良さを感じてしまいます。Dr.オバジも素晴らしい、カリスマ性があります。しかし彼は患者さんとして、セレブしか考えていないと感じました。本当にビバリーヒルズのクリニックドクターだと思いました。もちろんDr.フェルナンデスも南アフリカに手術室、エステ、クリニック、ジム、講義室のあるセンターを持っておられて、以前はヨーロッパのセレブがDr.フェルナンデスのリフトアップ手術を順番待ちだったと聞きました。まぁ、その時に「たるみを引っ張り上げても、肌がきれいでないと若く見えない」と言われていました。
しかし、エンビロンを作ったのは南半球にオゾンホールができて、20歳前後で皮膚がんになる学生を目の前にして、赤ちゃんの時から、スキンケアでビタミンAと抗酸化物質を肌に補うことによって、光老化の最終的な形の皮膚がんを防ごうということが始まりだったそうです。
なんだか昔話が多くなってしまいましたが、次回はセミナーの新しいトピックスのお話をしたいと思います。
エンビロンのセミナーでいただいたクッキーおいしかったです🤗
ドクターオバジの写真は撮れませんでしたが、ascの担当でよくセミナーをしてくれた藤井さんこと、白雪王子が、こんなスターになってました🤣
ZOのセミナーでいただいたマカロン、これもかわいいです💫💫