2024年9月23日(月・祝)に、徳島グランヴィリオホテルにて、先端アンチエイジングセミナーVol.23『レーザー治療は今どこまで進化しているのか。正しいレーザー選びの基礎知識~たるみ・シミ・シワ編~』が行われました。ゲストには「みやた形成外科・皮ふクリニック」院長 宮田成章先生をお招きしました。
基調講演 宮田 成章 先生のご講演
レーザー治療のスペシャリスト
ゲスト 宮田 成章 先生のご講演
宮田先生は「レーザー治療の第一人者」として美容皮膚科クリニック向けの教科書となる書籍や、一般向け美容医療の解説本を多数執筆されるなど、レーザー治療のスペシャリストとして活躍中。
また国内はもとより海外の学会でも頻繁に講演され、レーザー治療に関する論文・学会発表も多数。普段は学会発表が中心の先生にとって、今回が最初で最後の一般向け講演になるかもしれないということ。宮田先生のお話を聞ける貴重な機会ということで、私たちスタッフの期待も高まりました。
たるみ治療には「美容機器の組み合わせが大切」
宮田先生の講演では「たるみに対するレーザー治療の今」と題して、レーザー治療の基礎知識から、たるみのメカニズム、さらに最新のたるみ治療についてを多数の症例とともに紹介していただきました。
最近メディアなどで取り上げられることの多い美容機器ごとの特徴も紹介していただき、「たるみ治療には、美容機器の一つのものだけでなく、組み合わせることが有効」とのこと。当院でもたるみ治療に使用しているサーマクールや、HIFU(ウルトラフォーマMPT)などの解説と症例の紹介には来場の皆様も興味深々。私たちスタッフもいつものカウンセグでお伝えしている知識を、さらに深めることができました。
加齢とは骨や脂肪が委縮、皮膚や脂肪が弛んだ状態であること。「風船に例えるなら、ゴムが伸びて劣化&空気の抜けた状態」ですとの解説が。そして弛んだ状態の引き締めにはレザーをはじめとした美容機器が効果を発揮することも解説していただきました。
フォトナ6Dは新しい考えの治療。肌の深い部位にも効果を発揮する。
また当院が2022年12月に導入した新型レーザー機器『フォトナ6D』については、特に詳しく解説していただきました。フォトナ6Dの特徴として「新しい考えの治療手技」「肌の中と外の両方から照射することで、かなりのボリュームで熱を伝えることができる」と紹介していただきました。
ホスト講演 赤池クリニック院長 赤池 瞳先生のご講演
続いて赤池院長からは、当院の患者様の症例写真を使いながら、主にシミのレーザー治療とレチノールなどのビタミンA治療についての解説が行われました。
まずは赤池クリニックが目指す治療の方針と、美容機器についての解説を。赤池クリニックではコラーゲン系治療機器と色味系治療機器を複数台用意しており、患者さんの症状やご希望に合わせて提案しています。
色味系治療機器としては今年(2024年)、話題のピコレーザーの新型『ピコシュアプロ』を導入しました。ピコレーザーは様々な種類がありますが、当院では“シミ、美白に特化”したピコレーザーを導入しています。従来のシミ治療に新しい選択肢が加わり、より細かく対応できるようになりました。
また講演の中では『美容の豆知識』として、「シミの原因は年齢?」「化粧が残るとシミになる?」などの皆さんからよく寄せられる疑問についても解説しました。
上の質問では、フロアのみなさんに赤池院長が「(1)と思う方手を挙げてください。(2)の方は?」と質問したところ90%以上の方が(2)に手を挙げられて、院長も「素晴らしい!」とびっくりしていました。
赤池院長の講演のテーマの一つである、「シミのレーザー治療」。普通のシミ、そばかす、肝斑、ADM(青あざのシミ)それぞれ場所がことなるため、シミの種類に合わせたレーザー機器を選ぶことが大切です。当院ではシミの種類に合わせた最適なレーザーを完備していますので、症状に合わせた治療を提案しています。多数の症例写真とともに、症状に合わせた治療が解説しました。「以外にたくさんのシミを取るレーザーがあるのね」と驚かれる方もおられました。
赤池院長の講演で特に取り上げられたのが『ビタミンA』について。最近話題のレチノールなどのビタミンAですが、赤池クリニックでは開院以来20年以上にわたって取り組んでいます。
最近は「レチノール(ビタミンA)」配合の化粧品ががさまざまな会社からが発売されていますが、ビタミンAにも種類があり、ビタミンAの種類の中には、「吸収が良いものや悪いもの、刺激性の大小や、壊れやすいもの(安定性が悪い)などいろいろある。しっかりと考えて作られた製品を使うことが大切」とのお話も。
上の症例はセミナーで紹介された症例ですが、治療を始めて5ヶ月でシミが改善し、その後もビタミンA治療ケアを続けることで、約3年後には治療前よりもむしろ若々しい肌になっています。
またこちらの方も、治療を始めて6ヶ月でシミが改善し、その後も治療を続けることで、約5年9カ月後には治療前よりもむしろ若々しい肌になっています。こうした若々しい肌へと導いたのが当院が20年以上取り組んできたビタミンA治療です。
「美容機器による治療×スキンケア(ビタミンA)」で「シミを取ったら予防」をしていると「治療を始めるよりむしろ若くなる!」の症例写真には皆様も改めて驚かれていました。サロンケアのエンビロントリートメント、塗り薬(ゼオスキンヘルス セラピューティック)、エンビロン、メディカルロールキットなどの様々なビタミンA治療のメニューも紹介されました。
今回のセミナーで始めて美容医療に触れるお客様は年齢を経過してもむしろ若くなることに驚かれていました。またいつもエンビロンやゼオスキンヘルスを使っているお客様も「ビタミンAのケアを続けると自然に若々しい肌になれること」など刺激になったようでした。
セミナーの後でサロンに来られたお客様が、「ここ数年来られなかったけど、会場の人を見て、ずっとビタミンA塗っている人は分かる。私も今度はやめずに続けるわ!」と話されていたと聞きました。嬉しい話です。
トークセッション
講演の後はトークセッションです。宮田先生、赤池院長に加え、細川副院長とお客様にも壇上に上がっていただきました。
宮田先生からは、トークセッションでも引き続き、フォトナ6Dのお話を伺えました。「フォトナ6Dは継続することが大切」「老化のマネジメントという意味では継続性をもって行うことが大事」とのお話がありました。
細川副院長からもフォトナ6Dの特徴である6種類のメニューについてのお話が。宮田先生とフォトナ6Dのオススメの組合せとしてついても紹介していただきました。またリップレイズ(唇をふっくらさせるメニュー)を受けたお客様からは「娘の結婚式前に受けましたが、シワが気になっていた唇がふっくらして嬉しかった。麻酔もいらないし、気軽にできるわ」との嬉しいお言葉をいただきました。
院長が宮田先生に「スマイルリフトで口の中をレーザー照射しますと言うと、皆さんかならず“痛いんじゃないの?”怖いと言われますが、先生はいかがですか?」と質問すると、宮田先生が「結構熱いものを食べても口の中ってなかなか火傷しないでしょう? 大丈夫ですよ」と答えておられました。「痛みも少ないですよ」と。
また赤池クリニックで人気の高いメディカルロールキットやピコレーザーについても、体験談や満足度など貴重なお話をいただきました。
講演後のメディア取材!
セミナー終了直後に行われたメディア取材。メディアの方から「宮田先生、一般の方へのセミナーというのは最初で最後かもということですね。しかも23回目のセミナーということですが、いかがでしょうか?」との質問がありましたが、宮田先生からは「他のクリニックは全然ないですね、聞いたことがないです。23回とは!」「たくさんの方で驚きました」とのお言葉が。
また今回のセミナーでは、お母さんと娘さんが親子で参加していただいた方の姿も目立っていたとの話でも盛り上がりました。赤池院長からも「当院では最近はお父さんが息子さんをヒゲ脱毛に連れてきたりしていますね」との話があり、徳島での美容熱は親から子へと、年齢、性別を問わず拡大中です!
宮田先生からは「レーザー治療には医師の経験が大切。照射時のちょっとした角度などの工夫で効果が変わってくるが、それは本には書けないことなんです」料理と同じで「同じレシピで作っても、違いますよね」といったお話もお聞きできました。
「徳島の女性の美容医療に関する知識が豊富なのに感心しました」。私たちスタッフもこれからもセミナーや日々のカウンセリングで「正しいスキンケア」を伝えていけるよう、より一層がんばろうと励みになりました。
カウンセリングブースや体験ブースも大盛況!
講演の合間には皆様が楽しみにされているグランヴィリオホテル シェフ特製ケーキのサービスが。また会場後方の体験ブースではジェーン・アイルデールのメイク製品のタッチアップや、赤池クリニックオリジナルドクターズコスメ・asc at home製品のご紹介、体験も。
セミナー終了後は会場後方カウンセリングブースにたくさんの方が訪れて頂きました。「私のシミとれますか?」「ビタミンA治療をしたい!」など、先生方の講演に刺激を受けた方々で大盛況。