脱毛の基本的な仕組み
毛の生産工場の「毛包」を熱で破壊すると、その毛根は毛を生産できず、毛は二度と生えてきません。これが永久脱毛です。毛のメラニンがターゲットのレーザーを当てるので、残念ながら白髪は脱毛できません。最近介護脱毛や男性のヒゲ脱毛が流行っていますが、できるだけ白髪が少ないうちにはじめられた方が良いと思います。
毛には、毛周期があって、休止期の毛包にはレーザーを当てても熱破壊はできないので、そのまま成長期になって生えてきます。だから、どんなに強力なレーザーを当てても全て1回で永久脱毛はできません。
レーザーの種類でいうと、
- 熱破壊式は、成長期の毛にだけ効く→毛周期を考えて照射
- 蓄熱式は成長期以外にも退行期、休止期でも少なからず効果がある→毛周期にあまり関係なく照射間隔OK(1ヶ月に1回でもできるが、基本は2ヶ月に1回)
だいたい2~3ヶ月毎の照射が多いです。
毛から考えると
休止期が長い毛は、反応する毛が少ないから脱毛するのに回数がかかります。あとは、細い毛はメラニンが少なく難しく、皮膚の深いところから生えている毛も難しい脱毛と言えます。
また、
- 背中の真ん中などは皮膚が厚いので、毛までの距離が遠く深い毛と同じく脱毛は難しい部位と言えます
- ヒゲも太く、根深いので難しい部位です
- 女性の顔の毛は、細いが意外に深く、難しいと言えます
- 腕も太い毛はすぐできますが、細い毛は極細で難しく、「腕の脱毛できた」と言うのがレーザーにより、「太い毛だけ」か、「産毛までできた」か違うのです
このような部位は、性能の良いレーザーとそうでないレーザーで、「できるできない」、「仕上がりが違う」と表現される差が出てくるわけです。
肌から考えると
肌の色は表皮のメラニンの量により決まります。真皮は色は意外と白いです。
- 皮膚にたくさんメラニンがある
- 色が黒い肌
- 一年中日焼けが取れない肌
- もともと色が濃い部位(VIO)・・・などは、表面のメラニンにレーザーが反応しやすくヤケドや色素沈着になりやすいのです。
しかし、冷却装置が優秀だと、難しいと言われる部位も安心です。また、表面のメラニンに反応しにくく表面を超えた部分にある毛に反応するレーザーも向いています。