ビタミンA配合の化粧品です。左からエンビロン、ゼオスキンヘルス、そしてasc at homeのレチノプラス美容クリームです。
内科の私がスキンケアを始めたのは、エンビロンに出会ったからです。エンビロンの化粧品を素晴らしいと思って、最初は内科の受付で販売しようかと思いました。
「こんなに凄いのがあるんですよ！」と言いたい！
という気持ちから始めました。
スタッフ教育が必要だと思ったのは、vitamin Aの化粧品は、vitamin Aの反応、レチノール反応があるからです。例えば一般化粧品を塗っている人が、初めてvitamin Aが入った化粧品を塗り始めた時、あるいはvitamin Aの濃度上げた時、「乾燥して肌がカサカサしたり、赤くなったり、痒くなったりすること」があります。
普通だとこの化粧品は「私に合わないわ」と思うますが、これはvitamin Aの化粧品の一般的な反応です。徐々にならしていくと効果が出てきれいになってきます。
vitamin Aは美白するとか言うものでなく、子供の時のような健康な肌にします。
もともとは、子供の肌に比べて老人の肌にvitaminaが少なくて、老人の足にvitamin Aを塗ったら若返ったという研究から始まりました。
最近では「レチノール」と言う言葉が流行っており一般化粧品にもvitamin Aが含まれるようになってきました。レチノールは、vitamin Aの一つの形です。
しかしvitamin Aの反応があるので、売りっぱなしになってしまう一般化粧品ではvitamin A (レチノール）の量は少なくなってしまいます。なぜならvitamin A 反応を合わないと勘違いしたり、怖がったりする方がおられるので。
さて、皆さんがvitamin Aの反応が起きたときに心配されるのは、「痕が残るのでしょうか？」と言うことですが、それは心配ありません。
vitamin Aの反応が出た時は乗り越えることもできるし、量を減らしたり、vitamin Aが入ったものを一旦止めて、しばらくして量少なくからスタートと言うことをします。
そもそもvitaminAの反応は、vitaminAが肌の細胞の中に入らないと効果が出ないんですけれども、細胞の中に入るためにはレセプターと結合しなければいけません。しかしそのレセプターの数は個人差があります。少ない人と多い人があります。多い人は初めから高濃度の化粧品を塗っても反応は起こりにくいのです。
しかし少ない人も徐々に塗り続けていると、レセプターの数も増えてきます。それでvitamin Aの化粧品は徐々にならしていくと効果が出ると説明されます。
vitamin Aの薬は、トレチノインのセラピューティックが有名ですけども、セラピューティックは反応出して、「反応は当たり前。肌の大掃除をする」と言うものです。痕が残るどころか、目に見えてシミやシワは改善されます。ただ、痒くて痒くてたまらなくかきむしってしまうとか、丸の赤みができてかゆいとか、浸出液が出てくるとか、出血すると言うとそれはビタミンAを止めないといけません。
化粧品レベルではこういう事はまず起こりませんが、薬のセラピューティックの時は注意が必要です。
