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こちらはエンビロンのCクエンスシリーズのステップアップのイメージです。最初は低濃度から初めて、肌が慣れてきたら濃度を上げていきます。効果を狙って、最初から高いレベルのビタミンAを用いたり、量を多く使用したりするのは好ましくなく、自分の肌状態に合わせたレベルのビタミンAを適量用いるのが美肌への一番の近道です。レチノイド反応をコントロールしながら、徐々にビタミンAを補っていくのがポイントと言えます。
Dr.フェルナンデスが開発したドクターズコスメ「エンビロン」の「低濃度からはじめて、ゆっくりとステップアップ」という基本的な考え方です。インスタで、Dr.フェルナンデスがインタビューで語っているのが良かったので引用します。
<Dr.フェルナンデスより>
初めから高濃度のビタミンAを顔に塗ることはできる人はいません。
レチノイド反応(ビタミンAの反応、カサカサ、赤みなど)が起き、「こんな最悪なクリーム、世界中探しても無いわよ!!」と捨ててしまうことでしょう。だからこそエンビロンにはステップアップシステムがあるのです。
ビタミンAは段階的に、皮膚の代謝を正常に戻していきます。肌がビタミンAをうまく使いこなせない、つまりは肌の中に、そのための化学物質が十分にないから、ビタミンAを細胞の外から内側へ取り込む働きがうまくいかないのです。
なぜなら、私たちのほとんどは、クリームを使おうと思ったときには、肌のビタミンA不足が起きているからです。
まとめてみますと、
どうも、皮膚の細胞の中にビタミンAが入って、効果を出すためには、細胞内に入るためのレセプターを必要とするみたいですが、ビタミンAが不足している老化肌の人ほど、レセプターの数が少ないようです。
しかし、塗り続けていくと、そのレセプターの数が増えてビタミンAが細胞内に入ることができて、効果が出てくるということです。
「Start Low,Go Slow」つまり、低濃度からはじめて、ゆっくりとステップアップというエンビロンの考え方。
「初めは肌がびっくりするかもしれません(もちろん、低濃度だと反応が出ない人もいる)が、慣らしていくとどんどん効果が出ますよ。」です。
だんだん濃度の高いビタミンA配合のものに変えていく、ステップアップして慣らしていくと、肌がまるで生まれ変わったような、潤いに満ちたツヤ肌になっていくということです。
ゼオスキンヘルスのDr.オバジは、ずっと主にはビタミンAの塗り薬(トレチノイン)を使い、「ビタミンAの反応は出ますが、今から顔の大掃除をしますよ!」的な感じ(セラピューティック)でしたが、数年前から「化粧品中心で慣らしていくスキンケアもありますよ!」に進化しました。
どちらにしても、この2つが、今流行りのビタミンAスキンケアを少なくとも20年以上前から作り続けてきた最も信頼できるドクターズコスメですね。
エンビロン開発者のDr.デス・フェルナンデスは当院のセミナーなどに4回お越しくださいました。
■2005年4月 第1回アンチエイジングセミナー
■2011年9月 第9回アンチエイジングセミナー
■2013年2月 スペシャルサンクスパーティ
■2019年10月 第20回アンチエイジングセミナー
にお越しくださり、患者さんに講演してくれました。